服部幸應の『食育の時間』

(239)海外食育ニュース

Jan. 11, 2011

アメリカで「食育のリーダー」といえば、オバマ大統領の夫人・ミシェル夫人です。 ミシェル夫人は、子どもたちの肥満なくそうと、ハンバーガーにフライドポテトという学校給食を見直し、野菜をもっと食べよう!と全米を活動的にまわっています。 アメリカでの一番の問題は、肥満です。 昨年、ニューヨーク州では「炭酸飲料税」という税金が検討されました。 炭酸飲料など砂糖入りの飲み物に税金をかけて、肥満防止につなげようというものです。 ちなみに、世界を見ると、今、7人1人が食料不足、逆に7人に1人が飽食です。 フランスでは、味覚教育が徹底しています。 フランスの「味覚の授業」がついに日本にもやってきました。 日本人シェフを集めて、フランスの「味覚の授業」を日本でも本格化しようと準備が進んでします。 イタリアでは、数年前から「ゼロ・キロメートル」というキャッチフレーズで地産地消を進める運動がいっそう盛んになっています。 「ゼロ・キロメートル」、つまり、何万キロもかかって運んできたものより、その土地の食べ物を食べようというものです。 お隣・韓国では、子どもたちの肥満が深刻な問題となっています。 先進国がたどる道は、どこも同じようです。 そして、日本では、 英語版の食育のパンフレット「Shokuiku~eating education」ができあがりました。 スローフードやロハスの次はShokuiku!ということで、世界へのPRをがんばっています。

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